第37回日本植生史学会大会・日本花粉学会第63回大会 合同大会

公開シンポジウム『奈良の森と花粉と人のいま・むかし』

日時 2022年10月1日(土) 13:30~17:30(13:00受付開始)

会場 奈良文化財研究所平城宮跡資料館 講堂 + オンライン

 日本植生史学会と日本花粉学会の合同での大会に際し,「森」・「花粉」・「人」をテーマとした2部構成の公開シンポジウムを開催する。奈良は古代には,藤原京,平城京といった本格的な都城が造営された地であり,大型の木造建造物の造営に木材が多用されるなど,人間の植生に対する干渉が激しかったことが推定されている。一方,現在の奈良は,県面積の約7割が豊かな森林に覆われており,県南部の吉野地域においては吉野杉をはじめとした林業が基幹産業となっている。このような背景のもと,第1部では遺跡を対象とした花粉分析や出土木材の検討から,古代における奈良の植生や木材の利用について,研究の現状と課題について議論する。第2部では,奈良や近畿における民俗学的な森林利用,また花粉飛散の状況や花粉症に関する医学的な臨床的対処がどのように進んでいるのかについて議論したい。

 本シンポジウムでは,以下の講演を予定しています(テーマ・演題は,すべて仮題です)。

第1部「古都奈良の植生と木材利用」(日本植生史学会主体)

「奈良時代の植生や木材利用はどのように語られてきたのか」 前田仁暉(京都大学・博士後期課程)

「遺跡の花粉分析データからみた奈良盆地の森林植生の変遷」 上中央子(奈良文化財研究所・客員研究員)

「古代の奈良盆地における木材利用の変化」 浦蓉子(奈良文化財研究所・研究員)

 

第2部「奈良の森林利用と花粉症の過去・現在・未来」(日本花粉学会主体)

「吉野の林業と森林利用の民俗学的変遷」 森本仙介(奈良県文化財保存課)

「関西の花粉飛散状況の現状」 小原由美子(日本気象協会)

「奈良における花粉症と治療の現状」 山下哲範(奈良県立医科大学)

error: Content is protected !!